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そんなある日
家に、一通のハガキが送られてきた。 差出人は、樹海で助けたサラリーマンの男性からのものでした。
仕事に、行き詰まり死に場所を探しに樹海に入って、たまたま我々に出会い考え直して生還した方。
現在は、仕事も変わり北海道で家族と楽しい時間を過ごしているとの近況報告でした。
嬉しい反面、関わりを持たない方が良いと思う自分がいました。
荷物の積込をしている最中、携帯に着信通知がありました。
既に、亡くなった友人の携帯からのもの。
まさか?
そんな筈はないと、決め込んで仕事を続けた。
違和感を、覚えながらも・・
何度も繰り返し、着信通知があるので、遂に電話に出る事にしました。
♪~ 着信音
もしもし?
誰?
イタズラなら、切るよ!
しかし、無言のまま
もし、豊だとしたら?
証拠を見せろ!
というと、携帯を切りました。
10分後、豊の実家から連絡があり、死んだ筈の豊から留守番電話に私に連絡する様にと、入っていたそうです。
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