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それでも、ここでいきてる。
生まれるまえはおうさまだったかもしれない。
生まれるまえは雪のカケラだったのかもしれない
うまれるまえ、わたしは何になりたかったのだろう。
小さなこどもが、教えてくれた
「わたしは、ここに生まれてきたくて、生まれてきた」
しらないかこ
しらない自分
すべてが終わるとき
そのシナリオを知るかもしれない。
ひょっとすると、まだ序章に過ぎないのかもしれない。
沢山の人の、繋がりをたどるとき、
時にそれはひとつの処へ還るかもしれない。
紡いだ言の葉。
ワタシは語り部。
物語の中で生きよう。
「自分」という物語の中で。
「語り部」というワタシは。
どこへさ迷い
何を語ろうか。
これからの道を
ワタシは歩く。
―――「カタリベ」―――
序章
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