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セバンは、泣きながら、「コドン、コドン」と、叫びながら、その光の殻を、叩きまくった。
ガラガラと崩れるように、光の殻が割れて、コドンは胎児のように、眠っていた。
セバンは、「コドン、コドン」と、泣きながら叫び、コドンの右手を両手で、しっかりと握っていた。
コドンは、ゆっくりと瞳を開けた。
「俺は、相打ちじゃなかったのか?」と、セバンに尋ねた。
セバンは、涙を拭い
「お前は、人類を守ったんだ。お前の夢が叶ったな。」と、言って、セバンは、微笑んだ。
「見てみろよ。」と言って、地上をセバンは、指指した。
暗闇に覆われていた空に、光が差し込み地を照らしていた。
それは、ゆっくりと広がっていった。
そして、コドンは、言った。
「ヘナチョコ野郎でも、やるときには、やるもんだろ?」
セバンは、言った。
「だな。」
二人は、顔を合わせて、笑いあった。
二人に、ゆっくりと光が差し込み、照らしていた。
終
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