最後の聖なる戦い

2/4
前へ
/18ページ
次へ
八日目の朝 コドンは、かばっと起きて、「ヒュー!」と叫んだ。 目の前にいるのが、セバンだとわかると、コドンはひどくビックリしていた。 傷口を触ると、なんともない…。 「これを、セバンお前がやったのか? と、コドンは言った。 セバンは、言った。 「薬草には、詳しいんだ。」 「命の恩人だな。大きな借りができちまったな。」 セバンは、言った。 「借りは、返さなくていい。だけど、ひとつだけ約束してもらいたい。」 「なんだ?なんでも言えよ。」 「じゃぁ、言うけど、今度ヒューと闘う時には、俺も連れて行ってほしい。」 「それじゃ、今だぜ。」 「そう言うと思った。」と言って、セバンは笑った。 そして、セバンは、闘いに行く時に、神様から授かった木の箱をしっかりと、持って行った。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加