依頼1*救出せよ!

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「よかったね、上手くいって」 「本当によかったですけど…なんだか二人にはちょっと申し訳ないですね」 荷物もあんまりないから、多分二回か三回往復すれば終わると思うんだけどなあ。 「いいんだよ。どうせアイツらはこういうことに慣れてるし」 い、いいのか…? 「そうだ、この後荷物ってどこに運べばいい?」 「それが、その……」 そうなのだ。 ずっと三人には言ってなかったけど、あたしには行く場所が無いのだ。 調度ミケさんとトラも荷物を積み終わり、乗って来た。 ミケさんが運転するみたい。 「疲れたー!」 フッと伸びをするトラ。 ミケさんはキーを差し込み、車のエンジンをつけた。 「もしかして、行くとこなかったりする?」 慌てているあたしから察知したのか、ブチさんが言った。
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