6人が本棚に入れています
本棚に追加
だめ。
清田さんが私を見てる
私に対する視線が痛い
―私の彼氏よ?―
きっとそうやって訴えてる
いくら眼鏡がなくたって
それぐらい感じる。
痛がゆい気持ちで立ち上がる
「私は大丈夫ですからそれより清田さんを
お家までお送りしたほうが
よろしいと思います」
ぼやっとした視界の中
よろめいて言う私の説得力は0に近い
「…砂也チャンスなんだよ?」
耳元で奈留ちゃんが囁く
そんなのまるで聞こえていないような
清田さん。
「…だってよぉ、はじめ
お言葉に甘えちゃう?」
…はぁここでイチャイチャ
されてしまうといくら私でも困るなぁ
最初のコメントを投稿しよう!