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「砂也~あんたまた掃除してんの?」
今はPM5:30太陽が教室に反射して
オレンジ色の夕日がまぶしい。
そんな私は先生に頼まれたはき掃除
「奈留ちゃん、どうかしたんですか?」
「みりゃわかんだろっ!部活の練習中
抜け出してここまでこれるのはあたし位」
陸上部の奈留ちゃんはかなり足が
はやくて先輩が追いつかない程
しかしショートの髪型が似合うなぁ…
かっこよくて見とれてしまう。
「砂也ちゃ~ん?あたしの事見えてる?」
「あごめんなさい、でなにか用ですか?」
彼女はむっ、と顔を膨らました
「そーんなでっかい眼鏡してんのに
見えてなきゃ意味ないじゃんよっ
はじめ君、めっちゃ頑張ってっから
一回グラウンドみにくれば?」
あ…今心臓の動きが速まった。
不覚にも…
「あ、ぁあ…はい」
にやっと笑う奈留ちゃんは
どこかいじわるで楽しそう
「じゃ、いこっ!」
かなり強引に手を引っ張られる。
なんか私流されてるなあ。
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