序章

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リュウジの問いかけに振り向きもせず、リョウは暖炉に向かっている。 「それくらいのプロファイリング、俺にだって出来るんだよ、確認の為に貢いでんの。」 「大体俺ら全員、爺さんにスカウトされてんだよ。」 リョウは時々核心をつく一言を発する、もしかしたら爺さんのあとを継ぐのはリョウかもしれない、そんな事を考えながらキッチンへと向かう。 「酒飲むか?」 戸棚を開けて酒瓶をとりだしながらリュウジが問いかける、今度はグラスを探しているようだ。
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