序章

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「いらな~い、ここ強い酒しかないんだから。」 「俺は貰う、あ、氷はいらんぞ。」 リョウはグラスを取りだし、暖炉の近くに寄って来た。 「そんなもの初めから無いよ。」 テーブルの上にグラスを3つ置き、ワイルドターキー8年をグラスに注ぐ。 「安い酒だな。」 「文句言うな、俺が好きな酒だぞ」 三人共それぞれのアジトがあり、ここはリュウジのアジトだ、バブルの時に建てられたペンションで、交通の便が悪いため客がよりつかず、閉鎖しようとした所を二束三文でリュウジが買い叩いたのだ。
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