序章

4/16
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/114ページ
「そんな事いわないでよ、お願いだから薪くべて~。」 冷たく言い放った男に、毛布から顔を出し懇願する、髪はブロンドがかった栗毛で肩にかかるかどうかの所で揃えられている、フランス人形の様な大きい瞳は、深いサファイアの輝きを放つ。 目鼻立ちははっきりとしていて映画のヒロインを彷彿させる顔立ちだ。 「うるさい、この外人顔が!」 街を歩けばほとんどの人が振り返るであろう美貌の持ち主に向かって、男は一喝した。 「私は純度100%の日本人です~、見た目で差別するんですか~?」
/114ページ

最初のコメントを投稿しよう!