序章

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「俺達がやつらの情報を掴んだのが1週間前、俺達だってアジトを変えてるんだ、同業者が狙ってるなら、アジトを変えるだろう。」 煙草の煙を揺らし、何か考えるように宙を眺めながら答える。 「何だよ、知ってたのかよ?」 ソファーをガタガタ揺らし、席を立たずに薪をくべながらリョウが訊ねる。 「実際には知らなかったさ、俺ならそうするって話だよ。」 「出た~リュウジのプロファイリング~残念でちたね~リョウちゃ~ん。」 リョウの頭を撫でながら、リエが笑っている。
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