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そう思うだけで、ドキドキと心臓が早くなる。
なんか、破裂して飛び出してしまいそうなくらい、ドキドキしてる。
遙にも伝わってしまいそうで、恥ずかしいな…。
「っっ………ん…」
遙の舌が私の口に進入して、ゆるく縁をなぞるように動く。
え?
そりゃ、ディープキスって舌を入れるくらい知ってるけど、ファーストキスから、ディープなの?
絡まる舌と舌が、艶めかしい音をたてながら、ドンドンと深いキスに変わっていく中、遙の手は、私の胸に触れる。
え?
どうしよう。
まだ、心の準備できてないよ………。
でも、そんなことどうでもいいくらいに、遙の舌が気持ちよくて、優しく触れる手が気持ちよくて……。
「志緒理、大丈夫」
「………や、だ」
何も考えられなくなってしまいそう。
「大丈夫、志緒理が怖がるような事はしないから」
さっきの激しいキスとは違って、触れるだけの優しいキスをいくつも頬に、唇に、首にしてくれながら、遙の手は休む事なく私の身体に触れていく………。
「ずっと見たかった。
襟元から覗く谷間に触れたかった………こうして、感じる志緒理の顔を見たかった………」
遙は優しいキスをくれる。
「志緒理、愛してる」
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