4 ファーストデート

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「明日の予定、何かある?」 日課になっている、窓越しの会話。 学校が違っても、こうやって毎日遙とお喋りできる。 「ないよ、なんで?」 つき合いだして、初の休日。 「じゃあさ、デートしようぜ。 志緒理、どこか行きたい所とかあったら言えよ」 初めてのデート♪ 「遙と一緒なら、どこでもいい」 「…そんなかわいい事言ってると、襲うぞ?ラブホ直行コースにする?」 うわっ! 瞬間湯沸かし器みたいに、私は遙の言葉に反応して、真っ赤になった。 「冗談だよ。ボウリングでも行くか? その後飯くって、カラオケ行って………。ま。その時の気分でいいか」 今まで幼なじみとして、隣の男の子としか意識していなかったのに、告白されてすぐに、遙に激しいキスをされて、何の違和感もなく遙に対する気持ちが、恋愛感情に変わった。 今まで意識しなかった遙の行動の一つ一つ、すべてを彼女として発見していきたい。 ただの幼なじみなんかじゃなくて、遙の彼女として、好きになっていきたい。
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