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散々な目に会ったけどお尻の病気も完治したので俺は勝哉さんに連絡を入れた ついに仕事復帰の日が……! 「本当に働くの?」 『まぁな』 「別に働かなくていいのに……」 『うるせーなぁ』 隣でごちゃごちゃ言う朔夜。まぁ多分勝哉さんが居る職場に戻るって事が気に入らないんだろうな でも、辞めたのに戻るなんてやっぱり緊張する 他の人達に何か言われたらどうしよう…… 仕事先まで朔夜に送ってもらい、店に入る前に深く深呼吸した …………よしっ! 「よぉチビ助!!」 『ギャッ!』 いきなり肩を叩かれてビックリして変な声を出してしまった 『か、勝哉さん!』 「何だよ。大袈裟に驚きやがって」 『誰だってびっくりしますよ!いきなり後ろから……』 「とりあえず入るぞ。遅刻する」 『あ……はい!』 勝哉さんの後ろをちょこちょこ着いて行き店の中に入った 勝哉さんが俺の前を歩いている…… これは凄いプラチナの盾だ プラチナの盾のおかげで緊張が少しやわらいだ 今なら他の人達に何を言われたって平気だ きっとプラチナの盾が吠えてくれる とりあえず勝哉さんと一緒に事務所に行き、中で俺は頭を深く下げたんだ 「気にしなくても大丈夫だよ。それより戻って来てくれて有り難う。これからまた宜しくね」 『あ、はい!宜しくお願いします!』 「俺に感謝しろよ?」 『はいっ!勝哉さんも有り難うございます!』 「堅苦しい挨拶はもう終わりだ!仕事すんぞチビ助!」 『はいっ!』 再び勝哉さんの後ろをちょこちょこ着いて行く雛鳥のような俺 「ところで……ケツはもう完治したのか?」 『勿論ですよっ』 「つまらん」 『ちょっ…つまらんって何ですか!』 「つまらねーもんはつまらねーんだよ!……っつーかイボ痔って事はやっぱり肛門科か?」 『……ま、まぁ』 「ぶわっひゃっひゃっひゃッ!!そりゃお前肛門様じゃねーか!!新しいあだ名だ!」 『笑わないで下さいよ!!ってか漢字が違う!』 「やべーっチビ助が肛門様……ぶっ!!」 『もうっ!』 なんてバチ当たりな! 「一度でいいからお前の肛門様を拝ませてくれよ」 『尾澤さんに言い付けて…』 「ぁ゙あ!?」 『ご、ごめんなさい』 そんなくだらない会話をしつつ仕事場に行くと…… 『?』 そこには知らない人がいたんだ .
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