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何だかんだと閉店の時間まで居酒屋に居座ってしまった…… 「じゃあな曽我!気を付けて帰れよ」 「……わかりました」 それなのに勝哉さんは尾澤さんと仲良く帰ってしまった 大好きな勝哉さんが尾澤さんと一緒に暮らしてるなんて…… 暗くなった店の前で黄昏つつトボトボと歩きだした曽我 「はぁ、早く帰ってゲタと一緒にお風呂に入ろう」 この間一緒に入ろうとしたら物凄い勢いで逃げたからな……気を付けなきゃ そんな事を思いながら一人寂しく帰宅した 「…………なっ!!」 「あははっやめろコラ」 すると、部屋の中にはゲタと戯れる隆弘がいた 「ななな何でここに居るんだ!!」 「あ、お帰り。お前鍵締め忘れてたろ?無用心だよな~」 「ゲタに触らないで下さい!!不法侵入で訴えますよ!?」 「俺はただ空き巣が入らないよう留守番してやってただけだ。なぁゲタ?」 ニャ~ 「ゲタ!何返事してるんだ!!離れなさい!ばい菌がつく!!」 急いで隆弘からゲタを引き剥がそうとすると、思いっきり引っ掻かれた 「何すんだよ。せっかく俺に懐いてたのに」 「うるさい!!それより早く出ていって下さい!」 「別にいいじゃん」 「良くありません!もう貴方とは関係ありませんから!」 「あ~……俺、別にお前と別れたつもりねーし」 「いいえ別れました!!きっぱり言ったはずですよね?もう二度と俺に構わないでくれって」 「あー圏外。何言ってるか全然聞こえねー」 耳を塞ぎ目を閉じる隆弘 この嘘つき野郎の狼小僧め……俺を舐めるなよ。今すぐ摘み出してやる 「……うわっ何だよ」 「俺だって男です。出ていってくれないなら無理矢理放り出すまでです」 隆弘の胸ぐらを掴み、立ち上がらせようとした時逆に自分が引っ張られた 「……俺だって男だぜ?どっちが強いか勝負してみる?」 「放して下さい!!警察呼びますよ!!」 「呼んでみろよ。それか女みたいに叫べば?」 「このっ……」 いつもの様子と違う隆弘に気が付いた 受けのくせに……言う事は攻めだ 「……俺に何か用でもあるんですか?」 「ん?別に用なんかねーよ」 「なら今すぐ帰って下さい!!」 「まぁまぁ」 久しぶりに会った隆弘…… 何だろう。前と雰囲気が違って見えるのは気のせいだろうか? .
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