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本棚に追加「親父が口すべらしたんだよ。
俺に彼女がいるってこと。
で、それ知ったマスコミが大騒ぎなって、収集つかなくなったから婚約しちゃおうかって感じ」
「そ、そんな軽く決めていいもの?」
マスコミが大勢座る横を大急ぎで通りすぎながら、早口かつ小声で会話を交わす。
と、匡がふと立ち止まり、私と向き合う姿勢になった。
「俺はお前としか結婚する気ねぇし、それなら今でも10年後でも変わんねぇだろ?」
「そう、なのかな……?」
でも今決めるのは早すぎる気が…。
首を傾げたままの私に背を向け、匡はまた歩き出した。
部屋の一番奥、床が高くしてあって椅子が2つ並んでいる。
あ、あそこに座るの?!
匡は迷う様子もなくどんどん歩を進めていく。
椅子の後ろにくると、私に座るよう促した。
緊張する…、でもヘマしないようにしなきゃ…。
私と匡が腰を下ろすと、途端にフラッシュがたかれる。

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