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ジュンスが逆上せないようにささっと髪を洗う。コンディショナーまで済ませると髪を上げる。体を洗うのに邪魔なのだ。
再び兎を泡立てると体を洗う。
「でる!ゆちょのせなかごしごしする」
「じゃあジュンちゃんに背中ごしごしして貰お」
ジュンスが滑らないように洗い塲の泡をさっと流してから抱き上げて浴槽から出す。
「お願いしま~す」
「はあーい」
ごっしごしごしごっしご~
自作の歌を歌いながら洗ってくれる。
「おかゆいとこりょないでっすか~」
お風呂で十分遊んだ後はジュンスの体にきちんとスキンクリームを塗って怪獣の着ぐるみパジャマを着せてやる。髪をドライヤーで乾かすのも最初はいやがったが今はでは気持ちよさそうにされるがままだ。
ジュンスと手を繋いでベッドまで連れていく。ジュンスの瞼がひってきそうになってきた。足元を温めておいた兎の湯たんぽを取り出してジュンスに抱かせる。一緒にベッドに入って添い寝して頭を撫でてやるとすぐにすやすやと寝入ってくれた。
そっとベッドを抜け出すとバイトに行く準備をする。
前は夜中に目覚めて帰ってくるまで大泣きしていたりしたが最近は動きが活発になったからか起きてしまうことも少なくなったようだ。たまに起きてしまうから泣いてないかバイト中はいつもひやひやする。
しかし行かない訳にもいかないのでさっと出勤用の服に着替えてジュンスの可愛いおでこにキスをして静かに家を出た。
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