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「ジュンス!」
靴を慌てて脱いでギュッとジュンスを抱きしめる。
湯たんぽのおかげかフリース素材の怪獣の着ぐるみパジャマのおかげかジュンスの体はそこまで冷えてなかった。
「ジュンス、ごめんな、ごめん」
「ゆちょ、ゆちょ、ゆちょ」
ジュンスがこれ以上冷えないように急いで抱き上げて ベッドまで連れて行く。
「ジュンス、怖い夢でも見たの?」
「ううん。ちゃうの」
ベッドに寝かしつけながらジュンスに優しく話しかける。
布団をしっかりかけてあげて立ち上がるとジュンスの目が潤み始めた。
「ゆちょ、どこいくの~?いかにゃいで~!いかにゃいで~!」
泣きながら必死に訴えるジュンスに胸が痛くなった。
「分かった。一緒に寝ようね。服だけすぐに着替えるからちょっとだけ待ってね 」
ぽろぽろ涙を零しながら頷くジュンスを見て、その場でぱぱっと服を脱いでパジャマがわりのスウェットに着替えてジュンスの隣に潜り込む。
ジュンスを抱きしめると俺にぎゅうぎゅう抱きついて首筋のにおいを嗅ぎ始めた。涙で濡れた頬が冷たい。ジュンス専用の小さな枕を向こうに押しやって腕枕をしてあげる。
少し落ち着いたジュンスの涙も止まって、ぽつりぽつりどジュンスが話し始めた。
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