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｢みるくぼーろ！｣
きちんとテーブルに座ってミルクボーロを美味しそうに食べているジュンスの前にことりと音をたてて置く。
ジュンスは食べる時に少し癖があってまず口をぱっくり大きく開けてから舌を出して食べる。
これがやばい。とんでもなく可愛い。
｢おいしい？｣
｢うん！ゆちょもいる？｣
｢ちょーだい｣
あーんって口を大きく開けて待つとジュンスの小さな手で掴んだボーロをぽいっと入れてくれる。
｢おいし？｣
｢うん。すっごく｣
｢じゅんしゅにもちょうだい｣
あーん、と大きく口を開いて待っているジュンスに愛しさが込み上げてきて思わずギュッと抱きしめてしまった。
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