新たなる幕開け

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できるなら浦原さんや 夜一さんには聞かないようには していたけど、 ルキアや恋次が見えない 俺が今死神関連の話を 聞けるのはこの2人しか いないから仕方ないか……。 すると突然たつきが俺を呼ぶ。 「一護!呼び出しだよ!! 1組の女子のッ!」 「え……?」 俺は教室の扉に視線を向けると、 そこに居たのは―――。 「こんにちは!」 「あんたは…」 ヒラヒラとこちらに微笑みを 見せながら手を振っていたのは、 この間鞄を引ったくられた 噂の女子生徒だった。 「おいおい! あれは噂の宮野莉穂(ミヤノリホ) じゃねえか……!」 「一護、 知り合いだったのかよ」 俺は女子生徒のそばまで ゆっくりと歩み寄る。 彼女は腕を後ろで組んで 話をはじめた。 「この間はありがとう! あの時急いでたから…… 今日はきちんとした お礼がしたいの 今日の放課後時間大丈夫?」
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