新たなる幕開け

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空座第一高等学校。 「い~~~~~~~~ ち~~~~~~~~~ ご~~~~~~~~~!!! ぐぅえぉふ!!!」 1年からの毎朝の恒例行事である 浅野啓吾のおはようイベントを、 一護はいつもの如く グイッ、と首を締めるような 体制で止める。 「おーーーーす」 ドッシャーーン 「じゃ、僕行ってるねー」 あえて気にしない水色は、 スタスタと一護のクラスを 越えて自分のクラスへと 足を進める。 この光景を入学した当時から 見てきた水色は、 もう啓吾がどうなろうと いつものことだから 気にしていなかった。 「おー じゃあまた昼メシん時になー」 それを一護は相変わらず 啓吾の首を締めたまま、 水色を見送る。 一方啓吾はと言うと、 ジタバタと暴れ、 首を締める一護の手を叩く。 「一護っ!一護っ!! タップしてる! 俺タップしてるよ!?」
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