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“あんな怖えー思い
したくねえし”
啓吾の言葉―――。
そう、あの日、
俺はたつきや水色に啓吾、
本匠を藍染に関わらせちまった。
なんとか助かったものの、
あいつの霊圧は尋常じゃ
なかった。
普通の人間なら藍染の
霊圧に押し潰されてる。
でもたつきや啓吾の霊力が
強かったお陰で、
本匠や水色が助かった。
そうだ。
ユウレイが見えて優越感を
感じたことなんて無かった。
それで食っていこうとも
それで誰かを助けたいとも
思った事は無かった。
―――ただ見えない生活には
憧れた。
俺は、憧れていたものに、
なれたんだ。
そう思っていたのに……
思っていたかったのに―――。
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