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あっさりと返事をした俺に
啓吾は、「は~~~~」と
これ見よがしにため息をついた。
「気にすることないよ、一護。
どうせたいした話じゃないし」
サラリと笑みを浮かべながら
言う水色に、啓吾が詰め寄る。
「ちょっとォ!
それ俺のセリフじゃね!?
たいした話かどうかは
俺が決めるんじゃね!?」
「はいはい。
で、結局なんなの?
結論だけ言ってよ」
「あからさまに
聞く気ないじゃん!!」
「あるよー、
あるあるあるあるある」
「完っ全に生返事……!!」
いつもと同じ愉快な
やりとりをする二人とは対象的に
石田が険しい表情で
窓の外を見ていた。
「どうした石田?」
「いや、さっきから
おかしな霊圧を感じるんだ。」
「おかしな霊圧?」
「ああ。
今まで感じたことのないものだ」
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