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モダン式の落ち着いた雰囲気で、
店内にはクラシックが
流れている。
そんな店内で俺と宮野は、
向かい合わせのテーブル席に
座って注文した飲み物を
飲んでいた。
「この間は本当にありがとう
とても私一人じゃ
捕まえられなくて!」
「いいって。
そういやお前最近学校に
来てなかったみてえだけど、
どうかしたのか?」
「えッッッ……!?
あ、えと、い…色々あったのよ」
「ふーん…」
宮野はなぜか俺の質問に焦り、
落ち着かせるためか注文した
紅茶をひとくち口に含む。
彼女の事情にはあまり
首を突っ込まない方かいいよな。
それにしてもあの引ったくりの
男から鞄を奪い返した時も
急いでたよな…。
彼女が忙しい理由は
誰に聞いても知らないって
言ってたし、
こいつ、一体何モンなんだ?
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