新たなる幕開け

5/52
前へ
/71ページ
次へ
一護が死神の力を失った直後、 夏梨の霊力が強くなり始め、 今ではハイスペックな 霊媒体質は夏梨のものとなった。 夏梨はうろうろする 魂魄を「鬱陶しいなあ」と思い、 隣にまで寄ってきていた 眼鏡の男の眼鏡に目掛けて、 思い切り箸を突き刺した。 一護にとっては 異様な行動に見えたのか、 相変わらず味噌汁をすする 夏梨に問いかける。 「どうした夏梨?」 「別にィ」 どどどどどどどど!!! そんななか、 家中に誰かが走る音が 響き渡る。 一護は「ったく毎朝毎朝…」 と軽くため息をついて、 食べきっていない朝食を 残して軽く身構える。 理由は―――。 「グッモーニンッ! イッチゴーーーッ!!」
/71ページ

最初のコメントを投稿しよう!

230人が本棚に入れています
本棚に追加