新たなる幕開け

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「はい、おにいちゃん」 「ありがとう、遊子」 一護はごはんを一口食べたあと 温かい味噌汁をすすった。 「お父さんも早く食べないと 遅刻しちゃうよー?」 「なんだ親父? どっか行くのか?」 前で目玉焼きを 食べている夏梨に問うた。 「泊まりがけで医師会の 研修会だって」 その言葉に床に伏していた 一心がシュタッ!と 勢いよく起き上がり、 一同を見渡す。 「父さんがいないと 心細いだろうが、 たった三晩の辛抱だ! お土産いっぱい 買ってくるからな~! おい、一護! 二人を頼むぜ!!」 「んなこと、 言われなくてもわかってるよ!」
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