204人が本棚に入れています
本棚に追加
「おっ、気づいたか」
さっきの少女が入ってきた。夢じゃないこと確定か、チクショウ。
「おかげさまで、かなりぐ
っすり眠れたよ」
軽く皮肉を含めて言ってやる。
「全くだ、あの程度でこんなに寝るとは情けない」
……
おいおい、少しは謝れよ。
「……お前のせいだろ」
「なんだと!元はと言えば貴様が……」
言おうとして、さっきの事を思い出したのか、少女の頬が赤くなる。
こんな表情はまさに年相応で可愛らしいのだが……
「と、とにかく、私が悪いのではなくて貴様が悪いんだ!」
両手を上に挙げながら、むきになって言い返してくる姿もまた……
って何考えてるんだ俺は!!
俺はロリコンじゃない!!
「へいへい、でも神も恥じらいとか気にするんだな」
「当たり前だ。スカート覗かれて嫌じゃない奴なんかそうそういないぞ」
「まぁ……神が女だってこと自体、驚きなんだがな」
「あぁ、『正確には女でもある』だけど」
「え?」
最初のコメントを投稿しよう!