piece002

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「…………あれ?」 気がつくと、見知らぬ地に立っていた。 地面はさっきまでいた山奥の道とは打って変わって砂地。 周りにはゴツゴツとした岩が何個も転がっていた。 ついさっきまでの記憶はビックリするぐらい鮮明に残っている。 僕は温泉地に着いて、気に入った秘湯に入ろうとして、赤く光る不思議な石を触ろうとした……。 ところまでははっきり覚えてる。 でも僕がなぜここにいるのかわからない。 どうやってこんなところまで来たのか。 見渡す限り同じような景色ばっかりだから、温泉街からかなり遠くにいることになる。
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