黒と三十路

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『あれれれ…?』 一人、校門で立ち尽くす少女ここに在り。 最寄り駅から5分歩いた所に、あたしの目的地はあった。 「藍羽学園高等学校」 通称、藍高。 普通の高校だと思っていた。 なのに。 なのに! 右を見ても、男。 左を見ても、男。 前を見ても、男。 何故だ。何ゆえ。 サァーッと血の気が引いていくのを感じた。
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