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美少女に目的地まで案内してもらった後、職員室で色々説明を受けたりした。
彼女はといえば名前を聞く間もなく。
「私もホームルームがあるからもう戻るけれど、──頑張ってね」と女神の微笑みを残し去っていった。
あの笑顔は癒しだ。オアシスだ。
これからお世話になるクラス、2年3組の担任と対面して、今はその担任と共に教室へ向かっているところである。
担任の名前、町田というらしい。
わ…若そう。生真面目で固そうな年寄り先生じゃなくてよかった。
町田か。マッチでいいや。
かの有名な男性アイドルとはかけ離れているけれど…
「誰がアイドルとほど遠いだって?」
『え』
聞こえてたのか。
いやでも口にした覚えはないし…
あれか、読心術か!
こやつただ者ではないな。
まさか、に、忍者──「思いっきり声に出てるぞ」
『……忍者じゃなかったんですね』
「ただのおじさん教師だ」
……ですよね。
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