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言わなければ良かったというような表情を浮かべる赤星を励ますように、俺は彼の頭をそっと撫でた。
「…行けばいいじゃん。」
「は…?」
「勿体ないよ。赤星みたいな天才が良いところ行かなかったらさ。」
「だけどっ」
分かるよ。お前が言いたいことは。
離れたくないんだろ?怖いんだろ?だからさ、
「俺もそこに行く。」
はっきりと口に出してそう言うと、赤星は驚きの表情を浮かべた。しかし、それは徐々に感激の表情へと変わっていった。
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