9人が本棚に入れています
本棚に追加
「本当に?」
「あぁ。」
「だけど、そのっ、黄野じゃ…いや、そんなつもりじゃないんだよ?」
俺を傷つけまいと言い訳を述べる赤星が可愛い。俺にゃあ出来ない戸惑う顔。最高。
分かってるよ。赤星。どうせ俺は馬鹿だよ。だけどさ。
「大丈夫だよ。お前が居たら頑張れる。それに分かんないトコはお前に聞きゃ解決だし。」
な、そうだろ?と言うように顔を覗くと赤星は小さな笑みを浮かべた。
「んじゃ、早速残って勉強だね。」
「えっ…それは、ちょっと……」
「文句言わないの~」
そう笑った。
俺と赤星はいつも一緒。それはこれからも、きっと変わらない。
恋人とは言えない関係。…みたいな。
最初のコメントを投稿しよう!