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何か、少しシンデレラになった気分。
でも、もうすぐ魔法はとけてしまう。
「教室、帰らないと…
眼鏡、返してくれる?」
私は、立ち上がる。
「待って…。」
ガタン!
ぐいっと、腕を引かれ私はすっぽり結城くんの腕の中にいた。
一体、これはどういう状態…。
理解不明…
理解不能…。
「あの…
離していただけると…。」
「嫌だ…。」
嫌だって、どういう事よ…。
「俺と付き合ってくれるなら、解放してもいいよ。」
ん…今、何とおっしゃいましたか?
付き合ってくれるなら…?
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