1st:恋を夢見る

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何か、少しシンデレラになった気分。 でも、もうすぐ魔法はとけてしまう。 「教室、帰らないと… 眼鏡、返してくれる?」 私は、立ち上がる。 「待って…。」 ガタン! ぐいっと、腕を引かれ私はすっぽり結城くんの腕の中にいた。 一体、これはどういう状態…。 理解不明… 理解不能…。 「あの… 離していただけると…。」 「嫌だ…。」 嫌だって、どういう事よ…。 「俺と付き合ってくれるなら、解放してもいいよ。」 ん…今、何とおっしゃいましたか? 付き合ってくれるなら…?
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