2nd:君に届け

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「俺、ずっと君が気になってたんだ。ファンじゃなくて、彼女になって欲しい。返事は…“はい”しか聞かない。」 大翔先輩は、私を前に向かせ肩に手を置いた。 「大翔先…輩…。」 「…好きだ。」 言われた瞬間、空から雪が降ってきた。 「…はい…私もです。」 私は、顔を真っ赤にし俯いた。 「名前、聞いていい?俺は、大嶋大翔。」 「私は、吉野さくらです。」 「さくら、よろしくな。」 手を差し出され、ギュッと握られた。 空から降る雪は、まるで私達を祝福してくれているような…。 ホワイトX'mas。 恋は、まだ始まったばかり。 End
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