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「俺、ずっと君が気になってたんだ。ファンじゃなくて、彼女になって欲しい。返事は…“はい”しか聞かない。」
大翔先輩は、私を前に向かせ肩に手を置いた。
「大翔先…輩…。」
「…好きだ。」
言われた瞬間、空から雪が降ってきた。
「…はい…私もです。」
私は、顔を真っ赤にし俯いた。
「名前、聞いていい?俺は、大嶋大翔。」
「私は、吉野さくらです。」
「さくら、よろしくな。」
手を差し出され、ギュッと握られた。
空から降る雪は、まるで私達を祝福してくれているような…。
ホワイトX'mas。
恋は、まだ始まったばかり。
End
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