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「ありがとうございます。」
私は、眼鏡を受け取りイヤホンを外す。
というか、私は誰と喋ってるんだ。
声がする隣を見ると、同じクラスの人気者。
結城太陽がいた。
私は、密かに思いを寄せていたのだ。
「お前、確か同じクラスだよな?」
結城くんは、びっくりした顔で私を見ている。
嘘っ…。
私の、存在に気付いてくれてた人がいたなんて…。
しかも、その相手が結城くんだなんて…。
嬉し過ぎるっすよ。
私は、結城くんの顔が見られなくて下を向いた。
結城くんは、いきなりケラケラと笑い始めた。
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