1st:恋を夢見る

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「スマン… 何か、反応がおもしろくて… えっと、名前…」 「神山…梨紗…です。」 梨紗か…可愛い名前だ。 「俺は…」 「知ってる… 結城太陽くんでしょ。」 「あぁ… いつも、昼休みは図書室にいるのか?」 「そう…だけど。」 「じゃ、これから毎日図書室来ようっと。 でも、後2日で冬休み入っちまうしな…」 内向的で、地味な彼女。 でも、俺は知っている。 朝は、誰よりも早く登校し教室の掃除・花壇に水やり。 地味な仕事を、黙々と頑張っている事を…。 ずっと、気にはなっていた。
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