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「朝も一緒に登校するか。」
俺は早く明日になるのを楽しみにしながら家に向かっていた。
朝になり俺は準備をして長門のマンションに向かった。
マンションの入り口前に待っていたがやはり朝は寒い。
そう思いながら長門が出てきた。
「よっ長門。」
長門は目を見開きながら俺をみている。
「アナタの登校ルートはこっちじゃないはず。何故ここに?」
「いや。お前と一緒に登校したくてな。迷惑か?」
そう聞くと長門は首を横に振った。
「そうかい。じゃあ行くか」
コクっ
長門は昨日と同じくまた俺の後ろを歩いている。俺の制服の裾を掴みながら。
俺は長門の手を裾から離しその手を繋いだ。
「こっちの方がいいだろ?」
「いい。」
俺たちは学校に着くまで手を離さずに歩いた。
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