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「昔、遊びで作ってな。
そのまま保管してたんだ。
これで良かったら譲ってやるよ」
「是非に!」
直ぐに元気よく、大声で返事をした。
これだけの武器が全て手に入るのだ。
こんなチャンス滅多に無い。
しかし、こんな一気に買ったら、金が……
「ああ、そんな心配そうな顔をするな。
遊びで作ったものだからな、金なんていらねぇよ。
その代わり、壊れるくらいまで使ってやってくれよ?」
俺の顔に書いてあったのか、不安を一気に吹っ飛ばしてくれた。
それに、壊れるまでって……大事に、と言うよね。普通。
何かを思い出したように、職人さんが話し始める。
「数日に一回。
武器を持って、俺のところに来いよ。
手入れの仕方を教えてやる」
「分かりました。
ありがとうございます!」
俺は、武器から目を外し、職人さんに頭を下げた。
気前の良い人だな……
職人さんにお礼を言いまくって、武器をどうにか家に運んだ。
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