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外に出ると太陽が眩しかった。
朝っぱらから子どもたちが走り回って遊んでいる。
「平和だ…………」
ほんの数日前まで、槍を持って戦っていたとは思えない。
ここは、桃源郷のように平和なところだ。
後七日ほどで旅にでる。
だから、その用意をしなくては、と思いながら家に帰った。
家に帰ると、早速自分の部屋に篭って、用意をする。
・地図(盧植先生の持っていたものを手で写した)
・路銀
・食料
・薬
・etc…
はっきり言って、金はかなりある。
最近の盗賊は計画的で、金を貯蓄していた。
それを全てお持ち帰りし、貯蓄していた。
だが、路銀は必要最低限しか持っていかない。
それ以外はここに置いておく。
何故なら、父さんはもういないからだ。数年前、病で息を引き取った。
母さんの生活の為にもここに置いていく。
自分で作ったバッグに色々と物を詰めた。
一通り詰め終わると、部屋の真ん中に地図を広げる。
「何処に行こうか………」
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