第三章・呉

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       † 翌朝。 あの後、飲み比べをしていた雪蓮と祭さんを放置して俺たちは各自の部屋に戻った。 ちゃんと調節して飲んでいたお蔭で二日酔いなどにはならなかった。 雪蓮と祭さんは二日酔い確定だろう…… 俺は闇夜を持って、昨日の川に向かった。 昨日と同じように素振りをして、周りに誰もいないことを十分確認して水浴びをした。 水浴びを終えると、城に戻って朝食を摂った。 「では、行くぞ!」 「はい」 今日も祭さんの補佐として調練に参加。 何と雪蓮と祭さんは二日酔いになっていなかった。 アルコールの耐性強すぎんだろ…… 昨日は弓兵だったが今回は槍兵らしい。 昨日とは違い、移動と構えだけでなく陣を組んだり、数人の組に分かれて槍を振ったりしていた。 勿論俺もその中に参加させられた。 調練が終わると食堂に行って昼食摂って、観光兼警邏に出かけた。 今日は、武器屋を中心に回ってみようと思う。 何か珍しい武器とかあるかもしれない。        † 夕暮れ。 武器屋を転々と回ってみたが物珍しいは無く、何処にでもありそうな物しかなかった。 現に品揃えが何処も同じだったのだ。 少し落胆しながら城に戻った。
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