05.命がけの出産

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輝『ん…』 空『あ、起きた?』 輝『あたし…いつの間にか寝てたんだ』 空『輝羅、眠いんだろ?俺の事は気にせず寝ろよ。』 ポンポンと 輝羅の頭を撫でた。 輝『なら…ここ来て』 空『わかった。』 ネクタイを外して 俺は輝羅の隣にねっころがった。 輝『久々だね…』 空『ん?』 輝『こうやって同じ布団で寝るの…』 空『そうだな。』 入院する前は こうやって一緒に寝てたからな。 ほんと久々だ。 輝『あたし…頑張るから。』 空『頑張る?』 輝『うん。絶対に元気な赤ちゃん産むから…だから、赤ちゃんが産まれたら…あたしへのご褒美に優しいキスをちょうだい?』 空『あぁ』 俺は 輝羅を抱きしめ返事をした。 輝『あと、抱きしめてほしいな…』 空『あぁ。キスもするし抱きしめるよ』 輝『嬉しい…』 ニコッと笑う輝羅。 空『輝羅、俺の頼み聞いてくれる?』 輝『何?』 空『赤ちゃんも無事に産まれてほしいけど輝羅も無事でいてくれ』 二人とも 無事に俺の元に帰って来てくれ。 他には 何も望まないから… だから… 頼むから無事に… 輝『うん、わかった。』 空『約束だぞ…』 輝『約束…します』 .
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