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輝『ん…』
空『あ、起きた?』
輝『あたし…いつの間にか寝てたんだ』
空『輝羅、眠いんだろ?俺の事は気にせず寝ろよ。』
ポンポンと
輝羅の頭を撫でた。
輝『なら…ここ来て』
空『わかった。』
ネクタイを外して
俺は輝羅の隣にねっころがった。
輝『久々だね…』
空『ん?』
輝『こうやって同じ布団で寝るの…』
空『そうだな。』
入院する前は
こうやって一緒に寝てたからな。
ほんと久々だ。
輝『あたし…頑張るから。』
空『頑張る?』
輝『うん。絶対に元気な赤ちゃん産むから…だから、赤ちゃんが産まれたら…あたしへのご褒美に優しいキスをちょうだい?』
空『あぁ』
俺は
輝羅を抱きしめ返事をした。
輝『あと、抱きしめてほしいな…』
空『あぁ。キスもするし抱きしめるよ』
輝『嬉しい…』
ニコッと笑う輝羅。
空『輝羅、俺の頼み聞いてくれる?』
輝『何?』
空『赤ちゃんも無事に産まれてほしいけど輝羅も無事でいてくれ』
二人とも
無事に俺の元に帰って来てくれ。
他には
何も望まないから…
だから…
頼むから無事に…
輝『うん、わかった。』
空『約束だぞ…』
輝『約束…します』
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