7人が本棚に入れています
本棚に追加
―サクラが舞散る夜
私は生きる為に死から逃げていた
「ハァハァ…」
「待ちやがれ!」
後ろから剣を握った男が二人、私を追っていた
“生きる…、何の為に?
私は必要な人間なの?”
私は走る気力を失い立ち止まった
そこは魔物がいる危険な茂みだった
「ようやく観念したか」「早く始末をしないとな」
剣を握った二人が少しずつ近づいて来る
“これで…やっと…
自由になれる……”
そう思ったその時…
最初のコメントを投稿しよう!