思い出の記憶

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―昔、私が小さな頃にもらった“お守り” 名前の知らない男の子からもらった物 “これあげる。だからもう泣かないで笑って” 「…………!」 私は遠い記憶の夢の声に意識を取り戻した 「ここは…?」 見渡すと薄暗いが和室にいるのだとわかった 「目が覚めたか」 襖の向こうから聞き覚えのある男の声がした その男、悠一と後ろにいた零が入ってきた 「あなた方は確か…」 零「…お前が倒れたのを放って置くわけにいかないので連れて来た」 (そうだ、私この人達に助けられて、それから…) 悠「色々事情を聞きたいが、まずお前の名前は?」 「…如月 星菜です」
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