始まり

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「なんて声出してる…」 なんて良い声…じゃなくて! 「ご、ごめんなさい!」 必死に謝った 「…………」 不良さん無言… でもよく見ると、スッゴいいい男だ… 男前とはこの人のためにあるのではないかと疑ってしまうくらいの顔… 金髪に染めた髪とごついピアス 日本人には似合わなさそうなのにスッゴい似合っている。 こんなひとになりたいかも… 「お前、名前は?」 「香月南…です。」 「…ふーん。俺は、長谷部紀(ハセベノリ)」 「学年は?因みに俺は3年」 「あ、」 しまった! 入学式!!! でも道…わかんない。 「…あぅッ…ヒック…一年…」 うわーんッまた泣いちゃった… 「入学式は?」 「…あぅッ…道……わかんな…「ついて来い」 えっ… そう言って長谷部先輩は僕の腕を引っ張り、どこかに向かっていた。 あ…もしかして、連れていってくれるのかな?
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