始まり

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そして、連れて来られたのはスッゴいおっきな扉の前。 中はすごくうるさい。 「入るぞ」 そう言って扉を押した。 シーン… 「…あぅッ…うぅ…」 ヤバイッまた泣きそう… くしゃ 「ふぇ…?」 頭に撫でられた感触がして顔を上げて見ると、長谷部先輩が笑い、僕の頭を撫でていた。 笑うともっとカッコイイ… ふわり 僕も自然と笑顔になった。 ざわざわ 「長谷部が笑ってる…!?」 「てゆーか、あの超カワイイ子誰?」 「長谷部が笑ってるなんて…」 ん…?何か、ざわざわし始めた。 でも会場に着けてよかった… 「長谷部先輩、ありがとう」 僕はにっこり笑って言った。 「…ッ///…紀でいい…」 「…の、のり…先輩…///」 名前で人の名前言ったことないから、恥ずかしい!
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