3人が本棚に入れています
本棚に追加
ってな訳でヘタレ丸を家まで送って
ベッドに寝かせたはずなんですが・・・
只今僕もベッドの上にいます・・。
あれっ?なんで?
『ん・・・。』
外丸がきつそうです。
でもどうしてやる事もできません・・・。
身動きもできません・・・。
何故なら僕は外丸の腕の中にいるから。
「ねえ-・・外丸く-ん・・ 離してくれませんか-?」
応答なしでございます。
これからどうしよ-かな-・・
暇だから外丸のほっぺをツンツンってつついてみた。
うわっ熱っ・・
こいつ本当に大丈夫かな・・?
ちょっと心配になってきた・・・。
『ん-・・た、つ・・』
え?
『たつ・・や・・竜弥・・・』
俺の名前・・・呼んだ?
俺を探してるのかな・・?
心細いのかな・・?
俺はここだよ・・・。
ここにいるよ・・・。
「俺はずっとここにいるから・・。」
ちゅっ・・
いつの間にか俺は外丸の頬に口づけしていた。
「ん・・あったかい・・
たっ・・ちゃん・・・?」
『外丸?起きたの・・・?』
「たっちゃん・・?
・・・な訳ないか・・・
本物の・・たっちゃ・・んが・・いる・・はず・・・ないよ・・ね・・ハァ・・・」
外丸・・・キツそう・・・。
言葉も途切れ途切れだし。
「でも・・・夢でも・・
嬉しい・・なあ・・・
ありがとう・・・竜弥・・・」
ちゅぅっ
うわっ口にされちゃった!!
しかも舌がっ!!
バカ!!ヘタレ丸!!
「本当にありがとう・・
大好きだよ・・竜弥・・・。」
もうっ!そんな事言われたら怒れないじゃんっ!!
これで風邪が移ったら祐一のせいだからね!!
俺は静かに寝息をたてるトナリでそっと瞳を閉じた・・・。
俺は静かに寝息をたてるトナリでそっと瞳を閉じた・・・。
密かな願いとともに・・・
早く雄一の風邪が治りますよ-に・・・。
最初のコメントを投稿しよう!