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中秋とはいえ…
カーテンの隙間から射し込む朝の日射しは強く。
深い眠りに堕ちている舞子(40才)の瞼を突き破り瞳孔を刺激した。
まだ眠たげに両目を擦りながら…
何かを探すように枕元周辺を、しきりに手探りしていたが。
状況判断が出来たのだろうか…
落胆気味に…
『夢かぁ』
そう…苦笑いし…
ベットから立ち上がろうとした…
その時…
ベット脇に投げ出された、自分の下着に気付き。
『又…襄二に犯(ヤラ)れちゃった』
舞子…二度目の苦笑いをしながら…
軽やかに出勤準備に取りかかった。
12年前…
合コンで…
仕事も出来る男前…
やがて相思相愛…
行き遅れてはいけないと。
弾みで結婚し。
9年前…
男前を武器にしての浮気者。
結婚したら…
男は変わる。
もう二度と結婚しないと心に誓い。
仕事を持ってる強みから。
弾みで離婚した。
バツイチ舞子…
悪女……舞子…
始まりは(31才)の時だった。
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