2章 戸惑い

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涼介 『ほら、吉岡さんのとなりにいるのが俺。覚えて…ない?』 吉岡さんはデジカメの中に写っている俺たちをずっと見ていた。 俺はただ、 そんな吉岡さんを見ている事しかできない。 そして俺は、「思い出してほしい」と願うしかなかった。 すると、 パッと顔を上げた吉岡さん。 彼女は泣いていた… 俺に何度も謝りながら… 吉岡 『グス、山田…くん、ごめ…ね』 山田 『よ、吉岡さん!?』 吉岡 『ホ、ホント‥に…ごめんねぇ…』 そんな彼女を見て、クラスのみんなは… 「あー!山田が女子泣かしたー!」 涼介 『ちげーよ!誤解だから!』 「言い訳すんの?まじ最低…」 涼介 『~~~;吉岡さん、ちょっと!』 吉岡の腕を掴んで教室を飛び出した。
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