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とりあえず俺は、
人通りが少ない
階段のある場所にきた。
吉岡 『…ヒック。はぁ…』
涼介 『落ち着いた?』
吉岡 『ん…ごめんね』
涼介 『そんな謝んなよ!これいる?』
そう言って差し出したのは
レモンティー。
吉岡 『…ありがとう』
吉岡さんは少し笑って、レモンティーを飲んでくれた。
涼介 『あのさ…』
吉岡 『今日のこと…だよね?』
涼介 『えっ?』
吉岡 『山田くんが聞きたい事。』
涼介 『あ、うん』
吉岡 『信じてもらえないかもしれないけど。わたし、記憶がなくなっちゃうの』
涼介 『記憶が…?』
吉岡 『今日やった勉強だったり、物の名前だったり…そういう事は覚えてる』
涼介 『…ご両親は?』
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