2章 戸惑い

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次の日- いつも通りの朝。 目覚まし時計の音と、 お母さんの大きな声が 部屋中に響く。 顔を洗って、ご飯を食べて・・・ なんでもないような当たり前の朝。 でもやっと気づいたよ。 この世に当たり前なんてないんだってこと… 涼介 『いってきまーす。』 涼母 『涼介!お弁当』 涼介 『あ、やべっ』 涼母 『も~しっかりしなさい』 涼介 『さんきゅっ♪んじゃ行ってきまーす』 涼母 『行ってらっしゃい』 お母さんに見送られながら、学校へと向かった。 学校へは、バスと徒歩で行ける。 30分ほどで学校に着いた。 教室に入ると、 涼介 (おっ!もう来てる) 俺の席の後ろには、 昨日と変わらない吉岡さんが座っていた。 自分の席にカバンをおいて、 涼介 『おはよ!なぁ、昨日の話しだけどって……どうした?』 吉岡さんはきょとんとして俺を不思議そうに見ていた。 涼介 『…吉岡さん?』 吉岡 『どうしてわたしの名前知ってるんですか?』 えっ!? 涼介 『な、どうしたんだよ…俺をからかうったって、そうは行かねぇ…』 おかしいよな… 冗談はよせ、なんて言えなかった。 吉岡さんが、嘘ついてるようには見えないからさ・・・ 固まっていた俺に 吉岡さんは、 吉岡 『面白い人ですね(笑)名前は?』 涼介 『山田…涼介。』 吉岡 『山田くん!よろしくね』 吉岡さんは、昨日と変わらない笑顔で俺の名前を呼んだ。 涼介 『……』
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